飽き性なりにゆるゆると

自称超絶飽き性めんどくさがりヲタが限界に挑戦するブログ

NEWS「ORIHIME」を読み解く

どうもスキムミルグです。

どうしてもどうしてもこの曲の深読みがしたくて、勉強時間を一日分潰してこれを書いています。馬鹿です。(*^^)v

 

今回も深読み始めていきます。

 

(ブログの最後アンケートのことツラツラ書いてます。)

 

作詞・作曲:ヒロイズム


願って 願って
探して 嘆いて
この声は届かない

 

そうだって わかって
期待してしまうんだ
出逢った日の奇跡のように

 

星空を見上げてキミとハイド&シーク
今日はどんな話 二人でしようか
「もういいかい?」

 

キミは銀河に舞い上がった
夢見るだけの光
消えることない約束が
僕らの999
どうかもう一回 もう一回
夜空めがけて
もう一回 もう一回
呼んでみるけど
「もういいよ。」の声が
僕にはまだ聞こえない

 

閉ざしてしまった
心の窓じゃ
希望さえも覗けない

 

どうやって どうやって
忘れればいい
流れ星のような君

 

せめて晴れた夜は 逢いに来てよ
どんな光だって すぐに見つけるよ
「もういいかい?」

 

○繰り返し○

 

*繰り返し*

○繰り返し○


夜空に消えた my first love
消えた my first love

 ※ここからは全て個人的解釈になります。正解ではありませんので一つの考え方として読み取って下さい。

 

この曲は繰り返しが多くて楽…!(失言)

 

曲の一人称は僕。この曲は彦星から織姫へ向けた歌ですね。

(二番が逆という可能性も考えましたが「もういいかい?」とサビの「もういいよ。の声が僕にはまだ聞こえない」の関係からこのパターンは潰しました。)

 

 

さてさてこの曲を深読みするにあたって最も需要な歌詞は…この類のブログを読んでいる時点でもう皆さんお気づきだと思います、

「僕らの999」

ですね。曲名「ORIHIME(織姫)」で歌詞に999とはどこまでオシャレなんだヒロイズムさん…!ロマンチストな(?)NEWSとそのファンにピッタリ…!

もちろんこの999は『銀河鉄道999』のことでしょう。

ちなみに私は歌詞を見るまでずっと「僕ら乗せ night」だと思っていました。(ここで読者の方々はORIHIMEを再生する)

 

という訳で今回は「銀河鉄道999」そして「七夕(織姫と彦星の関係)」を念頭に置いて深読みしてみようと思います!

私自身銀河鉄道999について全く知識がなかったためそこから調べました。浅はかだし本編見てない本編見たくてたまらないしでゴチャゴチャすると思いますが…皆さんお得意の暖かい目で見守っていただけると幸いです…(土下座)

 

願って 願って
探して 嘆いて
この声は届かない

願うのは織姫との再会。探しているのは織姫、正確にはこと座のベガという星ですね。

 

○七夕的解釈

天の川越しに彼女の姿を探すが、天の川による距離のせいで自分の声が彼女に届かない

○一般的解釈

まぁ恐らく気付いてると思うしなんならJwebのライナーノーツで加藤シゲアキさんが言っちゃってたんで大前提にしていただきましょう。(気になる人は課金しよう!☆ミ)
彼女はここにはいません。恐らく亡くなっています。そして男性は彼女は星(=ベガ)になったという妄想をしていると考えました。ロマンチックにね。というわけで

男性が織姫を彼女に見立てて「彼女の化身=星(ベガ)」を探している

 

 

そうだって わかって
期待してしまうんだ
出逢った日の奇跡のように

「そうだって 分かっていたって」の略かと思っていてめちゃくちゃ引っかかっていましたが。「そうだって分かると期待してしまう」という意味ですね。

 

○七夕的解釈

彼女の姿を見つ出会った日を思い出し胸が躍るが、天の川があるため会えない

○一般的解釈

何が「そうだ」と分かったのか。恐らくベガを見つけたということでしょう。その星が「ベガ=彼女」だと分かって、再び彼女に出会えた気分になる。そこから出会った日を思い出し、二人の関係を期待してしまう。

あの星がベガだと分かり彼女(正しくは彼女の化身)を見つけたことで出会った日のことを思い出すが、彼女は既でここにはいないので会えない

 

星空を見上げてキミとハイド&シーク
今日はどんな話 二人でしようか
「もういいかい?」

この部分は恐らく彼女の生前の話でしょう。「星空を見上げる」という情景描写によって聞いている私たちの脳内でもその光景が不思議と広がります。

 

○七夕的解釈

そもそも織姫と彦星が天の川によって隔てられた理由は「働き者だった2人が結婚したことによって怠惰になったから」なんです。そしてこの「怠惰」。出会った後二人が何をしていたかと言うと、天の川のほとりでお話していたそうです。可愛い!!(可愛くない)

星空を見上げて、という表現は聞いている人が感情移入しやすくするために入っているフレーズ(ここでの一般的解釈用)だと思うのでここでの解釈にはいれません。

いつものように天の川のほとりで2人で隠れんぼしたりお話ししたりしていた、引き裂かれる前を回想するシーン

 

○一般的解釈

星空の下で2人でお話したり隠れんぼしたりする、彼女との別れの前の幸せだった時間を回想するシーン

 

そしてなんとなく、妄想ですが。過去に2人で星空を見上げるということがあった・ベガを彼女に見立てているところから生前の彼女はベガを好んでいた、また織姫と彦星の話を2人でしていたのかもしれません。

 

織姫と彦星は彼自身であるとと同時に、彼らを繋ぐ思い出でもありそうです。

 

キミは銀河に舞い上がった
夢見るだけの光
消えることない約束が
僕らの999

銀河に舞い上がる→亡くなってしまった。

夢見るだけの光、は恐らく「あの光には夢を見ることしか出来ない」というような意味でしょう。

 

ここでは「999」の方に焦点を当てた表現が目立つので一旦直接的な七夕系表現はお休みですね。ゴチャゴチャしますからね。

消えることない約束は、「これからもずっと一緒にいよう」的なやつですね。シゲアキさんも言ってましたし聞いてる人多分みんなこう思ってる気がする。

そしてそんな約束が「僕らの999」、つまり僕らにとっての銀河鉄道999なんです。

そもそも銀河鉄道999は、宇宙空間を走り銀河系の星と星を繋ぐ電車のこと。つまり、星(ベガ)と星(アルタイル)を繋ぐということです。七夕!!!!!!

 

どうです天才的な歌詞ですよね分かります…。

ちなみに現実には惑星と惑星を…というアレらしいんですけど恐らくそういう細かいヤツはロマンチストの世界では関係ないんです。少なくとも私は関係ないと思います。(キッパリ)

 

「ずっと一緒にいよう」という約束だけが僕らを繋ぐものなんだ。そういうことです。

どうかもう一回 もう一回
夜空めがけて
もう一回 もう一回
呼んでみるけど
「もういいよ。」の声が
僕にはまだ聞こえない

返事が来ないことは分かっている。それでももう1回夜空にめがけて彼女の名前を呼んでみる。「『もういいよ。』の声が」という表現から、別れる前と同じように呼びかけているということが分かります。

当たり前ですが主人公の声に対する返事は聞こえてきません。

 

一部気になった人もいるのではないでしょうか、ここでの「まだ聞こえない」という表現。私的にはここでも七夕的解釈使われていると思います。それが星と星との距離です。

遠く離れているから、まだ声が聞こえないだけ。彼女はきっと遠くで返事をしている、けどまだこの星に、自分の耳には届いてない。いつまでそこで隠れてるの?ということでしょう。

 

めっっっちゃ切ない……(号泣)

 

閉ざしてしまった
心の窓じゃ
希望さえも覗けない


どうやって どうやって
忘れればいい
流れ星のような君

ここはもはや深読みするまでもないような。そのまんまだと思います。ので省略。

 

せめて晴れた夜は 逢いに来てよ
どんな光だって すぐに見つけるよ
「もういいかい?」

○七夕的解釈

織姫と彦星が会えるのは晴れた日だけ。実際、『七夕の日に降る雨(催涙雨/洒涙雨)は二人が再会できずに流している涙』とも言われています。

せめて晴れて会える日くらい会いに来て、あの頃のように一緒に天の川のほとりで遊ぼう

○一般的解釈

晴れた夜は星を見つけやすいことを掛けているのでしょう。どんな光(星の光)でも見つけ出すから、ということですね。

「もういいかい?」はその時に発したセリフではなくあの頃の回想でしょう。というかそっちの方がロマンチックだし綺麗ですよね。

晴れた夜の日くらいまた僕の元に帰ってきてあの頃のようにまた遊ぼう

 

 

以上で深読みは終わりです。

ちなみに大サビ前の小山さんの「もういいかい?」は回想ではなく夜空に向かって呟いているのだと思います。そう思うと「キャー!」というよりは「うっ…(号泣)」ですよね…私も深読みした立場ですが泣きそうです。

 

鋭い読者の方々「ちょっと待ったー!」

銀河鉄道999少ないよ!全然キーじゃない!」

確かにこの解釈だけではそう思うのが普通です。というそう思ってくれてき疑問を持つことが曲を深読みするキッカケになるんです。(誰様だよ)

 

ここからは完全に私の想像の世界です。曲をちょっと深く読みすぎてます。こういう裏設定大好き人間なのでお付き合い下さい。

ここで銀河鉄道999が表すのは二人の約束だけではありません。このキーワードは、曲全体を修飾しているのではないでしょうか。

 

そもそも銀河鉄道999」とは。ここが多分割と大事なのでちょっと長めにざっくりあらすじをお話します。知ってる方は飛ばしてください。

 

人類は、機械人間になると永遠の命が約束される。しかし機械人間になるためには莫大なお金がかかり一般人には手が届かなかったため機械人間は人間を蔑み虫ケラのように扱った。

主人公は機械人間になるため、母親と共に無料で機械をくれる星に向かおうと銀河鉄道の切符を買うために必死に働いた。しかしある日人間狩りにあい、母親は『お母さんの分まで長生きするのよ』と言い残し殺されてしまう。

逃げ切った主人公の元に金髪女性が現れ、2人で母と目指していた星に向かう。

 

だいぶざっくり過ぎて原作者様に申し訳ないレベル…!だけど超面白そう…!

 

さてここで大事なのは『お母さんの分まで長生きするのよ』というセリフ。これを彼女が男性に言ったとしたら?

「私の分まで長生きしてね。」

きっとこのセリフが「僕らの999」つまり、永遠の約束にあたるのでしょう。彼女を殺してしまった、もしくは自分を残して(病気などで)死んでいった彼女に未練を感じているなら尚更、一人の女性にこわだる男性の気持ちも理解できます。

二人で目指した夢に向かって一人で努力をする。でも晴れた日くらい、たまには会いに来てあの頃のように一緒に過ごしたい。主人公の垣間見せる弱さの部分を汲み取ることができます。

 

そして銀河鉄道999で、主人公が学ぶのが「限りある生命の尊さ」です。突然のネタバレですが、主人公は最終回で例の星に辿り着きます。しかし主人公はそこで《機械人間になって永遠の命を手にする》ということを拒む。『限りある命だからこそ人は、一生懸命生きていられる』ことに気付いたから。

これを彼女を失った男性に当てはめると?

彼女がいなくても1人で一生懸命生きる、という裏設定が付け加わり余計重たく重たく…(違う)

 

ヒロイズムさんが一体どこまでを考えて歌詞を書いているのかは分かりません。

でもこんな裏設定あってもいいじゃないですか。楽しいじゃないですか。

 

 

そんな私ですが、以前から載せていたこちらのアンケート
http://enq-maker.com/jiZM6BO

(現在受付停止中です)

答えてくださる方が沢山いらっしゃいまして( ; _ ; )感謝しかないしめちゃくちゃモチベです…!(今回もアンケートを見て背中押されて時間潰して書いてます)

特に多いのが
「文章がわかりやすい」
ですね。書き手が馬鹿なのもあって語彙力が中学生でも余裕!なんなら小学生でも分かる!を目指しています素直に嬉しいです。

あと「NEWSの曲を聴くのが更に楽しくなった」という回答も多く頂いております…(土下座)
そこまでのお手伝いができていたら本当に嬉しいです。思ったこと文字に起こして共有して共感してもらえたらこれこそブログ書いてて良かったー!のヤツです。

これからも頑張ります。あとそろそろリクエストも応えていけるといいな〜…

 

 

 NEWSのORIHIMEはアルバム「NEVERLAND」初回、通常盤に収録されています。