飽き性なりにゆるゆると

自称超絶飽き性めんどくさがりヲタが限界に挑戦するブログ

NEWS「バンビーナ」を読み解く


前回の深読み企画が非常に長く重く難しくめんどくさかったので今回は日本語の曲を読み解きます〜!先に言っておこう!
私の深読みは妄想入れこみまくりなんで!!⊂( ˆoˆ )⊃


ということで今回はNEWSの問題作!みんな大好きバンビーナ!(失礼か)

大丈夫です!規制音は用意しておくんで!(ピーーーーッ)

バンビーナ
作詞:松村龍二  作曲:Shusui・Martin Ankelius・Henrik Andersson-Tervald

濡れた唇 乱れた吐息 溢れる
じらさないで 我慢できないから
指輪の傷跡 見ながら何を 想うの?
あいつなんて 忘れさせてあげるよ

なぐさめてって 君が 求めるなら
夜が明けるまで 抱きしめる


バンビーナ 裸のままで
バンビーナ もっと感じて
LIKE or LOVE? その答えを 聞かせて

カラダ 重ねるたびに
ビリリ 駆け抜けるから
見せてよ 君をすべて 欲しいよ
さみしい 傷だらけの バンビーナ


夢から覚めても 決して消えない ぬくもり
まぶたの裏 思い浮かぶ 腰つき 淫らに

今夜もほら 君が 求めるから
夜が明けるまで 離さない

バンビーナ 素顔のままで
バンビーナ 嘘つかないで
REAL or FAKE? その答えを 聞かせて

ココロ 火傷みたいに
ジリリ 焦がしてるから
おいでよ 僕をすべて あげるよ

甘すぎる声を 張り上げて
壊れるくらいに いかせてやる

もっと感じさせてやるよ

(*くり返し)

※ここからは全て個人的解釈になります。正解ではありませんので一つの考え方として読み取って下さい。

ん〜簡単!嬉しい!!でも元が簡単だからこそいろいろ混ぜ込むことができるんですよね…(うるさい)


まず曲の前提として。
バンビーナとはイタリア語で女の赤ん坊、子供を指します。ご察しの通り曲中でのバンビーナは彼女のことでしょう。彼女を赤ん坊や子供に例えることから、主人公は彼女に対して強気でいるということが分かります。

指輪の傷跡 見ながら何を 想うの?
あいつなんて 忘れさせてあげるよ
基本的にこの曲の歌詞は全て主人公(男性)側のセリフです。指輪の傷跡ももちろん彼女側のものであり、これは彼女と男性の関係を表しています。跡がつくほど長い間付けられていたことから婚約指輪もしくは結婚指輪。私は後者と捉えます。そしてその後が残っているという描写から彼女がその指輪を外してからそれほど長い時間は経っていないのでしょう。またここでは彼女は外された指輪ではなく外した後の傷跡を見ていることから主人公に会ってから外したわけではないのではないでしょうか。ここから繋がるのは彼女の破局。「傷跡」という表現から破局に対するマイナスイメージが感じられます。つまりその破局は彼女が望むものではなかった、もしくは彼女が原因となって破局という結果に導いたのでは?そして彼女は主人公と一緒にいながらもその傷跡を見つめ何かを想います。主人公はそれを「あいつ(=元旦那)」だと言い、その事を忘れさせてあげると言います。
濡れた唇 乱れた吐息 溢れる
じらさないで 我慢できないから
濡れた唇、乱れた吐息ここから想像できるのは激しいキス。破局したばかりで主人公(=男性)とキスをすることには違和感を感じます。つまり彼女は誰でもいいから元旦那を忘れるために体を求めていた、もしくは破局する前から主人公と何かしらの関係を持っていたのでは?しかしここで主人公の「じらさないで」というセリフが出てきます。つまり彼女はそれ以上のことは拒んでいる。主人公と関係を持つことに後ろめたい気持ちでもあるのでしょうか。また、
なぐさめてって 君が 求めるなら
夜が明けるまで 抱きしめる
ここのセリフで注目すべき点は「求めるなら」。ここで改めて「なら(=ならば)」の意味を調べると
前文を条件として述べるときに用いる。
ならば(ナラバ)とは - コトバンク
ここでの条件は「彼女が慰められることを求める」ということ。つまり彼女がそれを求めなければ自分が彼女を「夜が明けるまで抱きしめる」ことはないと主人公は言っているのです。ここから主人公が彼女に選択肢を与えていることがわかります。こんなこと余裕がなくちゃ言えないよ!Yesって言うって分かってるから選択肢与えられたんだよ!
そして
バンビーナ 裸のままで
バンビーナ もっと感じて
ここでは男女が抱き合う行為が描かれているのでしょうか?この文章から彼女は選択肢を与えられた中で(主人公の思惑通り)自らYesを選んだということが分かります。つまり彼女は主人公に慰めて貰うことを望んでいた。しかし、なぜ先程まで主人公の目の前で指輪の傷跡を見つめていたにも関わらずYesという選択肢を選んだのでしょう…?ここで先ほど述べた「破局する前から主人公と何かしらの関係を持っていた」ということ、「彼女が原因となって破局という結果に導いた」ということ、そして「主人公と関係を持つことに後ろめたい気持ちがある」ということを思い返します。ここから導かれるのは、彼女が旦那に内緒で主人公と関係を持っていた、そしてそれが旦那にバレて2人は破局したということ。
さらに抱き合っている途中でしょうか、主人公は彼女にこう訊ねます
LIKE or LOVE? その答えを 聞かせて
LIKE or LOVE、ここで二つの単語の違いを調べてみました。
 like は「好き」「好む」という一般的な語で,感情的な強い気持ちを表わさない; love は「愛す」で強い愛情の観念を表わす
likeの意味 - 英和辞典 Weblio辞書
つまり主人公は彼女に、自分のことをどれくらい好きなの?と問いかけていることが分かります。そして「その答えを聞かせて」から彼女はまだ主人公に自分の思いを伝えていない。つまり彼女と主人公は愛し合っていた訳では無い。2人は交際していたわけではなかった、つまり体のみの関係を持っていたのでは?となります。主人公と関係を持つことに後ろめたい気持ちがあるのは、それが原因で破局したことを分かっているから、それが自分の中で悪いことだったと分かっているからでしょう。しかし
見せてよ 君をすべて 欲しいよ
主人公は彼女を欲しがっている、つまり彼女に自分のものになって欲しいと願っています。彼女の気持ちは聞いていないが彼女が欲しい、彼女のすべてが見たい。主人公は彼女に対して激しい恋愛感情を抱いています。自分が原因となって彼女が破局したことを分かっているにも関わらずなにも悪気を覚えていない。むしろ「あいつなんて忘れさせてあげる」と、彼女を奪う気満々なんですね。
引っかかるのが次の歌詞。
さみしい 傷だらけの バンビーナ
なぜ彼女は「さみしい」のか?そもそもさみしいさびしいは少しニュアンス的な違いがあります。さみしいの方がより意味が限定されるようです。そんなさみしいには「心が満たされず、物足りない気持ちである」という意味が含まれています。つまり彼女の気持ちは満たされていない。傷だらけ、は物理的なものなのか心理的なものなのか。後者として捉えるのが一般的ですが、ここでは両方正解という選択肢もあります。ここからはもう妄想の世界です。
元旦那はDVをする人間だった。彼女に対して罵詈雑言を浴びせ、暴力を振るう。そんな旦那から愛情を感じず耐えられなかった彼女は自分を愛してくれる主人公と出会います。悪いこととは分かりながらも体の関係を持ち、旦那の愛情の埋め合わせを主人公でしていた。それでも彼女は旦那のことを愛していて、主人公の本当の気持ちには気付かなかった。そんな時いよいよ旦那に全てがバレ、いよいよ破局。いくらDVを受けていたからと言っても彼女は愛する人を失った、そこから彼女にさみしさや心の隙間が生まれてしまう。
悪い女!!
また、自分に愛情が向けられていないのを分かりながらも彼女との関係を持ち続けていた主人公。もしかしたら主人公は旦那との破局を願っていたのかもしれない。そしていよいよその時がきて、行き場を見失った彼女の心を奪おうとする。彼女の弱みにつけ込んだ。
悪い男!!
…はい。

夢から覚めても 決して消えない ぬくもり
まぶたの裏 思い浮かぶ 腰つき 淫らに
翌日のことでしょう。ここはもはや歌詞のとおり、遂に邪魔者がいなくなった主人公にとっては彼女が少しでも自分に心を向けてくれたことが夢のようだった。そしてその姿は脳裏に焼き付きはっきりと思い出せる。そろそろ規制音が登場しそうな内容だ。

今夜もほら 君が 求めるから
夜が明けるまで 離さない
ここが一番の歌詞と最もリンクしやすい場所となる。
一番での「君が求めるなら」という表記から、「求めるから」という単純接続へと変わっている。つまり既に彼女は主人公に愛し合いたいと願った、主人公のことを求めたのです。

バンビーナ 素顔のままで
バンビーナ 嘘つかないで
REAL or FAKE? その答えを 聞かせて
続く二番のサビ。素顔と嘘、REALとFAKEは同じように使われているのでしょう。ではこのREAL or FAKEは彼女の何に対するものなのか?REALは心からの、FAKEはフリをしたという意味を持ちます。つまりこちらも彼女の主人公に対する愛情についてとなります。
しかし主人公は突然彼女に「その気持ちは本当?嘘?」と聞くとは思えません。彼女が主人公に「愛している」という言葉をかけたのでは、と想像がつきます。
ココロ 火傷みたいに
ジリリ 焦がしてるから
おいでよ 僕をすべて あげるよ
それに対して今度は彼女はすぐに「REAL」であることを伝える。そしてその彼女からの愛情が主人公の心をジリリと焦がしていきます。そして「僕をすべてあげるよ」2人は全てを捧げ合い、愛し合います。

そしてラスト大サビに向かいます。
甘すぎる声を 張り上げて
壊れるくらいに いかせてやる

もっと感じさせてやるよ
彼女の本当の愛を受け取った主人公の理性は崩壊?彼女も心から主人公を感じます。この三文は主人公が実際に言ったとも心の声とも捉えられます。どちらにせよ意訳すると「これからは心からの俺の愛を受け取って(≒もう絶対逃がさないよ)」という感じでしょう。怖い!!!

そしてここから一番のサビに戻ります。曲自体もフェイクが入りドラマの最終回のような盛り上がりを見せます。一番と意味が大きく変わるのは「LIKE or LOVE?」のあたり。本当に訪ねているのではなく、彼女に対して確認をとるための質問でしょう。口で言わなきゃ分かんないよ?ということ?なかなかのソクバッキー。S。彼女さんが心配。(誰目線)


さてさてまとめます〜そろそろ眠くなってきた

旦那から愛情を感じられなかった彼女は自分を愛してくれる主人公と出会う。悪いこととは分かりながら主人公に愛してもらうことでその埋め合わせをする。しかし旦那に全てがバレて破局。その時主人公は愛する人を失った彼女の寂しさにつけ込む。彼女はまんまと主人公の策略にハマり、主人公のものへとなっていく……


男も女も悪い人間!!大人の事情!!真っ黒!!!恐怖感までも感じる!!!!

にしても四人になってここが増田さんのパートになった(?)ことがなかなか胸熱。そんな重たい愛を全力で受取りたいので是非またコンサートで復活させてください。(スライディング土下座)


以上!ただのエロでした!(違う)



NEWSのバンビーナはシングル「太陽のナミダ」初回限定盤に収録されています。

太陽のナミダ(初回生産限定盤)

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